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365日フォトコンテスト|2015春夏|結果発表トップタイトル
たくさんのご応募ありがとうございました。ここに審査結果を発表させていただきます。

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腕自慢コース

「風景」

総評:今回も実にたくさんの応募があり、多彩な視点の作品が集まって、嬉しい限りです。そんな中、「風景」とは何かを把握していない作品が、まだ見受けられるのを残念に感じました。審査はジャンルにこだわって厳密に行われるものです。「風景」とは、広い環境を撮るものだと思います。どんなに素晴らしい作品であっても、クローズアップし過ぎて「風景」とはいえない作品は、はずさざるを得ません。また、残念ながらプリントの質が悪くて上位に選べない作品も、まだまだ少なくありません。「風景」を自分なりに意識・解釈し、オリジナルの視点をもって工夫した作品が上位に残ります。どうか最後まで気を抜かず、「風景」とは何かということを意識して、作品づくりに取り組んでほしいと思います。

吉野 信 氏 審 査 員
吉野 信 氏

よしの しん/1943年生まれ。桑沢デザイン研究所リヴィングデザイン科卒業。1972年フリーの動物・自然写真家として独立。それ以後、日本国内にとどまらず、アフリカ、アラスカ、インド、ロッキーの野生と自然を求めて、その成果を多くの写真集や個展で発表。主な写真集に、『野生のバラード』(月刊さつき研究社)、『アラスカの詩』(日本カメラ社)、『THE ROCKY MOUNTAINS―ロッキーの野生』(平凡社)、『TIGER ODYSSEY』(美術出版社)、『吉野信自然美術館全5巻』(六耀社)、『野生のカメラ』(光人社)など多数。日本写真家協会会員、日本写真協会会員。

グランプリ1名:賞金30万円と楯写真をクリックすると拡大表示

腕自慢風景グランプリ
「雨の除虫菊」
瀬尾公一 (岡山県倉敷市) 倉敷/沖新店

寸評:夕方のギリギリの光の中で撮ったおかげで除虫菊が不思議な色合いを帯びています。とは言え、花だけをねらったわけではなく、湾を後方に見おろしながら、街の光と船の航路を配置して長時間露光で写している。広角レンズをうまく使うことで、作者の意図が明確に出ています。光のとらえ方が素晴らしく、色のバランスがとても綺麗で、よい雰囲気をもたらしています。場所と時間帯を考慮したことで、成功している作品です。

「人」

総評:ほんの少しユーモアがあったり、美しい風景を背後に人物を撮影した作品や日常の中から見付けたふとした瞬間の作品、シュチュエーションを考え抜いた上に出来上がった作品…様々な趣向を凝らした上で最後のフィニッシュであるプリントの仕上がりのよい作品が上位に入ってきました。撮影者が感動して撮った作品であれば、どのようなアプローチで撮影されたのであっても構わないと思います。そして最後の最後まで手をぬかないことが大事です。

織作峰子 氏 審 査 員
織作峰子 氏

おりさく みねこ/石川県生まれ。1981年度ミスユニバース日本代表に選ばれ、ニューヨーク大会に出場。ミスユニバース任期中に写真家・大竹省二と出会い、1982年大竹省二写真スタジオに入る。1985・1986全国二科展入選。1987年独立。女性の優しい視線で世界各国の美しい風景や人物の瞬間を撮り続けている。日本全国や世界各地で写真展を多数開催する傍ら、テレビや講演に幅広く活躍中。大阪芸術大学教授。日本広告写真家協会理事。

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腕自慢人グランプリ
「デイサービスの友」
西村 美代子(福岡県春日市) 春日/春日店

寸評:この作品にはテクニックを超えたストレートな魅力があります。向日葵に負けない皆の笑顔に活力を感じ、今この瞬間に生きていることの素晴らしさが伝わってきます。手を繋ぎ穏やかな日々を仲間たちと過ごしている方々の素敵な笑顔は見ていて清々しいです。技巧に走りがちな写真の世界も、人とどう向き合うのか?からスタートしたいものです。

「自由」

総評:全体的なレベルはとても上がっています。ここで、本当に自分の好きな作品を応募しているかどうか、もう一度確認してみましょう。なぜかというと、過去の受賞作によく似た作品がまだ見受けられるからです。楽しみよりも苦しみの大きい作品づくりをしてはいませんか。苦しんだ作品でなければ応募できないと思っていませんか。自分が楽しんで、これはいい!と感じるものを応募してほしいのです。上位の作品は、自分が楽しみ、発見し、伝えたいという気持ちが入っている作品が多いはずです。撮る人が作品を楽しむほど、見る人に訴えるものが生まれます。それと、作品は銀塩プリントしてほしい。作品を大切にして綺麗に見せるということは、作品づくりの上で、とても大事なことなのです。

丹地敏明 氏 審 査 員
丹地敏明 氏

たんじ としあき/1936年広島県福山市生まれ。出版社の写真部勤務を経て、1963年フリーランスとなる。風景写真を中心に、民家、伝統工芸、職人、刀剣などへの関心も高く、撮影対象は多岐にわたっている。活動も、国内の出版物や展覧会ばかりでなく、中国、オーストラリアでの写真展は話題を呼んだ。後進の指導にも熱心で、撮影会に写真教室にと、日本中を駆け回っている。ビデオアドバイスによる通信講座、フォトパラダイスアカデミーを主宰。主要著書および共著には『丹地敏明写真集 沖縄』(主婦と生活社)、『日本の民家』(山と渓谷社)、『美しい日本の旅』(学習研究社)、『日本の伝統工芸』(ぎょうせい)、『森の水音をきく』(世界文化社)、『変幻譜・The Microcosm of Freeze』(芸文社)、写真集+CD-EXTRA『水の調べ・An Enchanting Melody of Water』(DDN)、「美しい日本・四季の名景」(日本写真企画)、など多数。NPO法人フォトカルチャー倶楽部顧問。
丹地敏明公式サイト http://www.toshi-tanji.com

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腕自慢自由グランプリ
「Demo」
山本貞夫(静岡県浜松市) 一般応募

寸評:これはめったに見られない光景だと思います。色々な条件が重なって、彩雲になっているのでしょう。その発見に作者自身が感動しながら、見事にとらえた作品です。自分らしさを出すためには、自分がそこに何を感じて何を見せたいか、その瞬時の判断ができることが大事です。それこそ作品づくりの醍醐味。写真は自己満足でもかまわないけれど、もう一歩、客観的に見ることを習慣付けましょう。何を表現したいか、何を見せたいか、それを考えることが上達の秘訣です。

一般社団法人 日本フォトコンテスト協会(JPO) カメラのキタムラ スタジオマリオ FUJIFILM NPO法人フォトカルチャー倶楽部
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