カメラのキタムラスタジオマリオカメラのキタムラ

デジカメプリント・フォトブック・カメラのことはおまかせ!

閉じる
メニュー

365日フォトコンテスト|2015春夏|結果発表トップタイトル
たくさんのご応募ありがとうございました。ここに審査結果を発表させていただきます。

当サイトに掲載されている写真・テキスト等を無断で複製・転載することを禁じます。

腕だめしコース

「こども&赤ちゃん」

総評:後ろ姿を撮った詩的な作品が多く見られたのが印象的でした。これまでは顔のアップが多かったけれど、今回は背景にまで気をつかい、難しいところをきちんとまとめている作品、撮る側の余裕と愛情を感じる作品が多く、これはなかなか良い傾向だと思います。上位に入る作品は、こどもの表情が素晴らしい作品、見る人へのメッセージのある作品です。また、お父さんとこどもを撮った作品が増えました。これはお母さんが撮影しているということですね。撮り手も絵面も、時代と共に変わっていくことが感じられた審査でした。

沼田早苗 氏 審 査 員
沼田早苗 氏

ぬまた さなえ/大竹省二氏に師事、1978年にフリーランスとなる。「財界」「ヨミウリウィークリー」の表紙撮影、商業写真、取材撮影などを手がける。写真展には「私の写交録」「みんな・みんな・蒼き狼」「もう一人の日本人」「中央アジア・トルコの素顔に触れて」「彩菜」「アンゴラ難民とザンビアの人々」「歴史と共に生きる・ヨルダン・シリア」「アメリカ音楽紀行」などがある。福音館書店より写真絵本「ぼくのおじいちゃんの顔」を出版。

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

グランプリ
「飛んだ!」
西村祐子 (福岡県宗像市) 福津/イオンモール福津店

寸評:広い背景の中でのびのびと過ごす明るい父子の表情が、とてもよく撮れています。海と空と浮輪の色が青で統一されることで、人間の表情がぐっと際立ちました。速いシャッタースピードで雫の動きをとめることで、逆に被写体の動きを感じさせ、浮遊感がよく出ています。また、落ちた雫がお父さんの顔の前にあることで、さらにこどもが際立ちました。こどもの片足上げたポーズのバランスもよかった。夏を感じさせる、実に爽やかな作品です。

「ペット&動物」

総評:ペットではない動物の作品が増えてきました。野鳥も多く見られましたが、図鑑的な、生態を追うだけの作品にならないように気をつけてください。この部門は、人と動物のふれあい、動物同士のふれあい、動物との暮らし中から生まれるあたたかみ、ぬくもりを重視して審査しています。また、トリミングのし過ぎ、加工のし過ぎ、おうちプリントで損をしている作品が今回も多く見られました。気に入った作品は、お店でプリントしてみましょう。きっと、新しく気付くことがあるはずです。

増田勝正 氏 審 査 員
増田勝正 氏

ますだ かつまさ/1945年東京都出身。犬、猫、ペット専門の動物カメラマンとして30年以上従事。アイメイト(盲導犬)のボランティア活動にも参加し、自ら犬、猫の繁殖・育成にかかわっている。犬、猫のスタンダード、歴史、使役犬、生態、行動等造詣が深い。

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

グランプリ
「アクティブ」
東 めぐみ(北海道札幌市) 札幌/厚別大谷地店

寸評:足の遅い犬種のブルドッグがテニスボールを意気揚々とくわえている、なかなかありそうでない作品です。犬はみんなテニスボールが大好き。このブルドッグも、きっとユーモアたっぷりに一生懸命追いかけたことでしょう。飼い主は自分の犬の性格をわかっているのでしょうね。実にうまいシャッターチャンスをとらえています。

「自然」

総評:小さなアリをライティングに工夫して撮った作品、水滴一粒もないがしろにせず繊細に計算して撮った作品、自然の摂理を写し出した大胆な作品など、今回はバランスよく、実にバラエティに富んだ、技術的にも優れた作品が集まりました。その中でも鳥と虫が多かったのですが、鳥や虫を撮る人は直接的に被写体を写しにズバッと行ってしまいがち。どんなに優れた作品でも、その1枚の作品で何かを語れるようなものがないと上位へは行けません。今回、上位の作品はストーリー性を重視して選びました。

海野和男 氏 審 査 員
海野和男 氏

うんの かずお/1947年、東京生まれ。昆虫を中心とする自然写真家。少年時代は蝶の採集や観察に明け暮れる。東京農工大学で昆虫行動学を学ぶ。1990年から長野県小諸市にアトリエを構え身近な自然を記録する。著書「昆虫の擬態(平凡社)」は1994年日本写真協会年度賞受賞。主な著作に「蝶の飛ぷ風景」(平凡社)「大昆虫記」(データハウス)、「蛾蝶記」(福音館書店)、昆虫顔面図鑑(実業之日本社)など。テレビでも活躍。 日本自然科学写真協会会長、日本昆虫協会理事、日本写真家協会などの会員。

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

グランプリ
「ゼロ戦クリニック」
西村拓真(福岡県福岡市) 福岡/イオンモール香椎浜店

寸評:この作品を最初に見た時、ハタがエビに口を掃除してもらってるんだな、と思ったんです。しかし、寄って撮りがちなシチュエーションを、この作品は引いて撮っているのが不思議で、よく見たところ、背景のプロペラに驚きました。撮影地は屋久島です。太平洋戦争時のゼロ戦が、いまは生き物たちの棲み家になっているのです。1枚の作品の中に歴史的背景やストーリーが隠されている、見る者をハッとさせる素晴らしい作品です。

「旅」

総評:テーマ性やタイトルにまで気を配った作品が増え、とても嬉しく思います。タイトルはとても重要です。どこそこの景色とか、被写体の固有名詞だけを書いていてはもったいない。自分の気持ちをタイトルへ込めることも必要です。また、自分の作品の見せ方も工夫しましょう。2Lの作品の中に、これはA4に伸ばしたら上位へ行くぞ、という作品が、数多く見られました。せっかくコンテストへ応募するのですから、自信を持って、大きなサイズにしっかりプリントしてほしいと思います。

杉本恭子 氏 審 査 員
杉本恭子 氏

すぎもと きょうこ/東京都出身。コンピュータ会社入社後システムエンジニアに従事。自然の崩壊に心を痛め風景写真を撮り始める。竹内敏信氏に師事。2003年フリーとなり名古屋、東京を中心に写真教室や撮影会を実施し写真の楽しさを伝えている。長野県阿智村、阿南町にて写真を通しての地域おこしにも携わる。個展2003年「彩り季節風〜風になりたい〜」、2007年「彩り季節風」〜出会いときめき〜開催。同名写真集出版。著書に「一眼レフカメラ基本撮影テクニック」(永岡書店)他多数がある。生涯学習インストラクター1級。社団法人日本写真家協会会員、日本写真協会会員、日本写真療法家協会理事、キヤノンEOS学園講師、フォックスファイヤーフィールドスタッフ、中央工学校新風景写真塾講師。

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

グランプリ
「つつじ咲く駅」
藤井 美佐代(栃木県宇都宮市) 宇都宮/FKD宇都宮店

寸評:今回は乗物の作品が数多く入賞しましたが、この作品もその中の1枚です。鉄橋の上に人がいて、そこにピントが合うことで、春の美しい風景の中の列車を眺めている場面という、とても気持ちの良い作品に仕上がっています。また、撮影する際、待合室から窓越しに見ている点も良いですね。遠近感が生まれ、内と外との空気感の違いや温度差、そういった空間的な厚みがここには表現されています。オリジナリティあふれる素晴らしい作品だと思います。

「自由」

総評:この自由部門の審査は毎回本当に難しいです。作品に対するスタンスのバリエーションが豊富なので、選ぶのは本当に大変です。基本に忠実に撮ろうとすると、構図とか絞りとかレンズとか、決め事がたくさんあります。そしてそれをクリアした作品は、確かにすごくきれいなのですが、でも、心が揺れるとは限らないのです。基本は確かに大切です。しかしそれに当てはめることが全てではないのです。気持ちを大切に、心のおもむくままに素直に撮影した作品を、どんどん応募してほしいと思います。

川合麻紀 氏 審 査 員
川合麻紀 氏

かわい まき/横浜生まれ。彩り写真家。独特の色表現と爽やかでやわらかい描写を得意とし、「The colors of nature」をテーマに花風景や、アフリカ、セイシェル等の自然や動物の撮影取材を行っている。雑貨、子供、ペットフォトなどオールマイティー。写真展多数。TV出演、写真教室、写真雑誌執筆等、わかりやすい写真指導でも人気。(社)日本写真家協会会員。
http://kawaiphoto.cocolog-nifty.com/blog/

グランプリ1名:賞金10万円と楯写真をクリックすると拡大表示

腕自慢自由グランプリ
「八人の戦士たち」
斉藤郁子(東京都板橋区) 池袋中古買取センター

寸評:競技シーンではない場面を絵柄的に美しく仕上げるのはむずかしいことですが、この作品は、コントラストをうまく活かして比較的モノトーンに仕上げることで、それぞれの形が浮き上がって見える面白さが表現されています。曇天の重い雲のトーンの下、丁度抜けている部分にシルエットが浮き出しているのが面白く、写真ならではのコントラスト表現だと思います。真横から撮れているのでグラフィック的にも面白い作品になりました。スナップだけど、思わず飾りたくなるような、印象的な作品です。

「スマホ」

総評:最近はスマホで撮った作品を見ても、普通のカメラとほとんど区別がつかないほどの画質になりました。逆にちょっと古い機種で撮影したものを見ると、スマホらしいな、なんて思ったりするかもしれませんが、それは実は誤解です。スマホらしさというのは画質云々ではなく、摘みたてのハーブが入ったサラダのようなフレッシュさ。新鮮でいきいきとした臨場感こそ、スマホ写真の醍醐味だと思います。みなさんの技術も日々向上していて、ハッとさせられる面白い作品に出逢う機会はますます増え、嬉しい限りです。

奈良 巧 氏 審 査 員
奈良 巧 氏

なら たくみ/1958年秋田県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、小学館勤務。女性セブン、GORO、TOUCH、SAPIO、週刊ポスト、DIME、サライなどを経て50歳で早期退社。編集部時代に篠山紀信氏、竹内敏信氏、田沼武能氏、石川梵氏、赤城耕一氏などを担当。現在は雑誌記者、カメラマン、編集者。季刊「フォトコンライフ」に「奈良巧カメラ」連載中。

グランプリ1名:賞金5万円と楯写真をクリックすると拡大表示

腕だめしスマホグランプリ
「ワーーォ!!」
東 聖子(東京都八王子市) 東京/イオン南砂店

寸評:特にスペシャルな瞬間ではありません。さりげない一瞬が、たいへんみずみずしくフレッシュに感じられます。お孫さんの無邪気な笑顔、おじいちゃんの照れてるような嬉しいような心配しているような感情が、一瞬でパーンと見る側へ伝わってくる。ちょっとしたアプリ加工でピンクのハートが画面の中に描かれていますが、これまた爽やかであっさりしていて、まるで写真の中から自然に吹き出しているようです。実はこのハートの存在が、よりフレッシュな印象を後押ししているのです。とてもスマホらしい、生き生きとした作品です。

一般社団法人 日本フォトコンテスト協会(JPO) カメラのキタムラ スタジオマリオ FUJIFILM NPO法人フォトカルチャー倶楽部
NPO法人 フォトカルチャー倶楽部
全社高価買取キャンペーン
全社高価買取キャンペーン