「こども&赤ちゃん」
総評:
上位入賞作品はカメラを意識しないこども達の素直な表情が上手く撮られています。過去の入賞作品と同じような作品は、それ以上のものでないと入賞することは難しいものですが、今回は今までと違った新しい視点での作品が目につきました。デジタルカメラの良さが出ていますが、手軽に撮れるからといって安易に撮ったものは上位に入賞することはできません。やはり神経を使って丁寧に撮って欲しいと思います。
審 査 員
沼田早苗 氏
ぬまたさなえ/1968年大竹省二氏に師事。1978年フリーの写真家となり商業写真、取材写真を手がけ、ライフワークとして著名な男性のポートレイトを撮影。写真展には「私の写交録」「みんな・みんな・蒼き狼」「もう一人の日本人」などがある。NPO法人フォトカルチャー倶楽部顧問。
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「小さな気合」
清藤正人(宮城県仙台市)
一般応募
寸評:
手前の綱、そしてこども力士、さらに背景に大きな力士の身体が写っています。野外での稽古の様子でしょうか、ちらつく雪が寒さを強調しています。無駄のない構図のなかに鉢巻きをして気合を入れている二人の複雑な表情と体格の対比が上手く表現されています。
「ペット」
総評:
動物の表情やシーンを見てみると、動物を飼っている方と飼っていない方との作品の差が少しありました。やはり飼い主でないと撮ることができない、犬や猫の一瞬の動きや面白い行動などが数多くありました。動物の写真の場合はシャッターチャンスがとても大事です。また応募されるのであれば大きいプリントの方が有利です。自信のあるものは大きなA4サイズでプリントして応募されることをおすすめします。
審 査 員
増田勝正 氏
ますだ かつまさ/1945年東京都出身。愛犬雑誌のカメラマンを経て現在フリーの動物カメラマン。アイメイト(盲導犬)のボランティア活動にも参加し、自ら犬、猫の繁殖・育成にかかわっている。
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「にらめっこ」
牧 弥生(京都府京都市)
キタムラ京都/ジャスコ洛南店
寸評:
猫と小さな女の子との会話が聞こえてくるような作品です。この作品の特徴は猫の目線の方が高い位置にあることです。普通は逆なのですが、この点からもこの家庭において猫が大切にされていることが分かります。家庭の雰囲気がとてもよく表現されている作品です。
「自然(いきもの・草木)」
総評:
生き物で難しいのはシャッターチャンス、草木で難しいのは構図…だけでしょうか?生き物が被写体でも構図は大事だし、草木でも気象条件や光など、タイミングはあるものです。今回選んだ基準は、何よりもオリジナリティがあるかどうか、という点。コピーがいくつもあるものより、一点ものの方が価値が高いですよね?自分だけの一枚、より豊かな自己表現を目指して、撮影機材をよく知って慣れること、また素晴らしいプリントを一枚でよいから作り上げる努力も惜しまないでほしいです。
審 査 員
池本さやか 氏
いけもとさやか/東京出身。93年、東京外国語大学大学院地域研究研究科ラテンアメリカ地域研究修了。同年朝日新聞社入社写真部勤務、写真を始める。95年、水中写真家・中村征夫氏に師事。同年よりフリーランス。99年、初個展。2000年、パリの写真学校に留学。02年、帰国。以降東京にてJCII(日本カメラ財団)、ニコンカレッジなどにて講師の他、雑誌の連載、コンテストの審査員などフリーの写真家として多方面で活動中。キタムラのコンテストは今回が初めて。
http://sayaka-ikemoto.image-i.net
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「NOT A PENGUIN!」
プライス スチュアート(北海道函館市)
キタムラ函館/白鳥店
寸評:
これはもう、現代アートですね。色がシンプルにまとまったところがよかったです。背景が「静」、鳥という生き物が「動」となっていて、余分なものが一切ない。撮影時の集中力の高さと、作品選びの時の研ぎ澄まされた感性が伺えます。タイトルが否定の意味の言葉であることがひっかかりますが、写真としてはお見事。
「旅」
総評:
私も旅が好きなので、自分がその場所に行きたくなるかどうかという視点で選考しました。旅をどれだけ楽しんでいるのか?被写体に対しても楽しんでいるのか?それが表現された写真が上位に入賞しました。また、コンテストに応募するプリントは「お店プリント」をおすすめします。「ホームプリント」が悪いわけではありませんが、やはりプリントはプロに任せた方が、撮ることに集中できます。写真がいいのにプリントレベルが良くなくて評価が低くなるのはもったいないことです。
審 査 員
清水哲朗 氏
しみずてつろう/1975年、神奈川県横浜市生まれ。1995年、日本写真芸術専門学校卒業後、写真家・竹内敏信事務所に入社。3年間助手を務め、1998年フリーランスとして独立。モンゴルの大自然に魅了され、年に数回は現地に滞在しながら撮影。作品発表の他、雑誌連載に執筆、取材、写真教室の講師、フォトコンテストの審査などでも活動中。
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「GO Board」
三島吉人(静岡県浜松市)
キタムラ浜松/鴨江店
寸評:
数ある中でも美しさを感じました。モノクロで表現したことで、伝えたいことがストレートに伝わってきました。観た人を楽しませるような旅の写真ではありませんが、ここに行って同じことをしてみたくなる魅力的な作品です。
「自由」
総評:
腕だめし部門とはいえコンテストなので、背景の処理や光の状態など、ちょっとだけでいいので気にしながら撮影していただければ上位が狙えるかも!?。作品づくりという視点で撮影してみるといいでしょう。やはり撮影シーンの楽しさや訴えかけてくる強さのある作品は上位に入賞しています。そして同じレベルの作品であればプリントの良し悪しで決まります。空気感を生かすのか、色で見せるのか、質感で見せるのかなどによってプリント方法も違ってきます。
審 査 員
川合麻紀 氏
かわいまき/横浜生まれ。自然&動物写真家。「The colors of nature」のテーマのもと、アフリカ、カナダ、セイシェルなどの自然・動物、そして国内の風景や花などを中心に撮影取材を行っている。独特の色表現と、爽やかでやわらかい描写を得意とし、メインの自然風景の他、雑貨フォトなどのイメージフォトも撮る。写真展多数。TV出演、写真教室、写真雑誌執筆等、わかりやすい指導で定評がある。(社)日本写真家協会会員。
川合麻紀公式サイトhttp://maki.rota-fan.com/
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「口からハート」
松葉優花(長野県飯田市)
キタムラ駒ヶ根/駒ヶ根店
寸評:
モノクロ作品はたくさんのカラー作品の中では目に止まるものの、モノクロで表現することが適していると思われる作品は少なかったりします。この作品はフラッシュによって一瞬の粉の形や表情を捉えました。白を強調した露出で、モノクロだからこそ素敵な作品になったと思います。