「桜にまけるな」鶴田誠司(群馬県桐生市)
寸評/この作品は、銀塩カメラではうまく撮影することができないアングルを、デジタルカメラによって可能にした点が特徴的です。タンポポよりも低い位置にレンズがあるので、シャッターを切るたびに、繰り返しモニターで確認しながらの撮影だったと思います。このようなことができるのもデジタルカメラならではです。まるで冬眠から覚めたカエルのような気分にさせてくれる作品です。また、バックの青空の透明感と、タンポポの黄色い花のコントラストで、春の空気感をうまくとらえています。写真の撮り方における新しい手法で、他のカメラマンたちにも刺激を与える1枚です。



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